日本から約 2時間半で行けるウラジオストクは、手軽に行けるヨーロッパの都市として人気が高まっています。
電子ビザの解禁によりわずらわしいロシア入国のビザ申請も楽になり、ますます人気に拍車がかかりました。
手軽に行けるロシアとして今回は 3日間でウラジオストクを観光することを想定し、観光地を厳選してご紹介します。
ウラジオストクとはどんなところ?
出典元:http://putdor.ru/station/vladivostok.html
ウラジオストクは半島の先端に位置し、海と丘に囲まれた都市です。
中心地付近には金角湾が入り込む形で入り込み、APECサミットの開催に向けて建設された湾を横断する金角湾大橋が印象的。
ソ連時代は太平洋艦隊の拠点として、外国人の立ち入りが禁止されていた閉鎖都市としての歴史を持ちます。
観光には歴史的背景などを知っておくと、より観光が印象深いものとなることでしょう。
ウラジオストクの歴史
ウラジオストクの辺りはかつては清朝の領土で、1860年の北京条約によりロシア領土となりました。
イギリス・フランス相手に清朝が戦ったアロー戦争の仲介に帝政ロシアが入って成果を上げたことで、ウラジオストクの辺り一帯がロシア領土として組み込まれることに。
ウラジオストクの位置
ウラジオストクは経度でいうと島根県と山口県の県境近く、緯度でいうと北海道の札幌市とほぼ同じ位置にあります。
ロシアでは極東地域ともいわれ、首都のモスクワからは遥か東に位置しますが、日本からは日本海を介して隣に位置する都市です。
成田から約2時間半のフライト
成田からわずか 2時間半ほどでウラジオストクに着くうえ、時差も 1時間とほぼ無いに等しく、時差ボケもなく観光ができる都市です。
航空便は毎日運航されているので、成田近くにお住まいなら金曜に成田発で日曜帰国ということも可能に。
ウラジオストクの観光は3日間がおすすめ
ウラジオストクは日本から約 2時間半で行くことができ、時差ボケもないのでとても観光がしやすい都市です。
都市全体がコンパクトにまとまり観光地も固まっているので、観光にはそれほど日数を要しません。
街がそれほど大きくなく観光地も固まっている
ウラジオストクは半島の先端に位置し海と丘に面し、中心地付近には金角湾も入り込んでいるので、都市の面積がそれほど大きくありません。
そのため、観光地も駅周辺に固まる形であるので、主要な観光地を巡るのにそれほど多くの時間を必要としないでしょう。
本場のロシア料理も堪能できる
ボルシチやピロシキなど日本でも有名なロシア料理がありますが、ロシア料理は比較的日本人の口に合う料理と言われています。
ウラジオストクで本場のロシア料理を楽しむことができ、料金もリーズナブルな所も多いので食を堪能することができるでしょう。
中でもスタローバヤと呼ばれる大衆食堂では、自分で好きな料理を取って会計するセルフスタイル。
より多くのロシア料理を味わいたい方には是非とも足を運んでもらいたいおすすめの飲食店です。
歴史を感じることができる
ソ連時代は閉鎖都市だったウラジオストクには、当時の様子をうかがい知ることができる建物が遺っています。
ルースキー島にあるヴォロシーロフ砲台博物館は、ウラジオストク一帯を守っていた砲台が博物館となっており、ソ連時代の防衛拠点だった様子が分かります。
軍需関連のみならず、ソ連時代より前に開業したウラジオストク駅やウラジオストク最古のホテルベルサイユ、グム百貨店など歴史を感じることができる建物を街の至る所で見つけることができます。
ウラジオストク3日間でおすすめの観光地 5選
出典元:http://putdor.ru/station/vladivostok.html
ウラジオストクは海と丘に面しているため、観光地が比較的固まっているコンパクトな都市です。
そのため、3日間もあれば十分に観光を楽しむことができます。
3日で回れる定番の観光地を中心に、おすすめの観光スポットを 5つご紹介です。
定番の眺望スポット鷲ノ巣展望台
ウラジオストクと言えば鷲ノ巣展望台というくらい超定番の観光地です。
眼下には金角湾や金角湾に架かる金角湾大橋など、眺望のよい絶好の撮影スポットでもあります。
C-56潜水艦博物館とニコライ二世凱旋門
ソ連時代に活躍したC-56潜水艦がそのまま展示されて、内部も見学できる博物館となっています。
C-56潜水艦博物館のすぐ近くには、帝政ロシア時代のニコライ二世がウラジオストクを訪れたことを記念して建築された「ニコライ二世凱旋門」もありますので、一緒に回るとよいでしょう。
憩いの場「噴水通り」
観光客にも地元民にも人気の噴水通り(アドミラーラ・フォーキナー通り)。
等間隔で噴水がある通り付近にはおしゃれなレストランやカフェ、土産物を売る店なども並び立ち、歩くだけでも楽しい通りです。
ところどころにベンチも用意されているので、座ってのんびり時間を過ごすのも良いでしょう。
連絡橋を渡ってルースキー島へ
ルースキー島は2012年にロシアで初めてAPECのサミットが行われた記念すべき場所です。
市街地の方から見事な斜張橋の連絡橋が架かっていますが、金角湾に架かる金角湾大橋と同じくサミットに合わせて建設が進められました。
サミットの跡地はロシア極東地域で最も伝統のある「ロシア極東連邦大学」の移設先として利用されています。
歴史ある名駅ウラジオストク駅
ウラジオストク駅は世界最長のシベリア鉄道の発着駅として、モスクワとつながっています。
ウラジオストク駅の開業はソ連以前の帝政ロシア時代。
今もクラシカルな外観が維持されているので、観光客に人気の撮影スポットにもなっています。
ウラジオストクで3日間の観光を楽しもう!
出典元:http://putdor.ru/station/vladivostok.html
成田から約 2時間半で行けるウラジオストクはコンパクトな街なので、観光地が近くに集まっています。
そのため 3日もあれば、主要な観光地を全て回るのは難しくありません。
歴史ある建物も多く、比較的治安のよいことから外国人の観光客にも人気があります。
電子ビザの解禁で手続きも楽になっているので、足を運んでみられては。