人気の観光地となりつつあるウラジオストク。
極東ロシアに位置するウラジオストクは日本からも近く、日本から最も近いヨーロッパと言われるようにわずかな時間で行くことができます。
成田からの便も毎日あるので、便に旅行計画を縛られることなく好きな時に行くことができるのも人気のポイント。
今回は日本人に人気上昇中のウラジオストクについてご紹介します。
ロシアの中でウラジオストクの位置
出典元:http://putdor.ru/station/vladivostok.html
ウラジオストクは世界一の面積を誇るロシアにおいて、極東地域もしくは沿海地方(Приморский край/プリモルスキー クライ)と呼ばれています。
ロシアの首都であるモスクワが西の端に近いのに対し、ウラジオストクは東の端近くに位置しているので極東地域となっているのです。
大きく3つに分かれるロシア
日本の約45倍と世界最大の面積を持つロシアですが、主にヨーロッパロシア、アジアロシアとシベリアの 3つのロシアに分けられます。
モスクワやサンクトペテルブルクなどがある辺りから南北に連なるウラル山脈までがヨーロッパロシア、ウラル山脈よりアジアロシア、より東の地域がシベリアです。
沿海地方の中心地ウラジオストク
大きく分けると 3つの地域に分かれるロシアですが、地方区分では 9つに分かれています。
地方のことをロシア語でкрай(クライ)と呼び、ウラジオストクは 9つあるクライのうちの 1つ「沿海地方」に位置。
沿海地方の中心都市がウラジオストクです。
ロシアでは珍しい不凍港の街
冬季はマイナスの極寒の地となるロシアにおいて、数少ない冬場でも機能する港(不凍港)を持つのもウラジオストク。
ロシアの港の多くは北極海など高緯度に位置しているので、不凍港を持つことが長年のロシアの夢でもありました。
ウラジオストクは不凍港を持つ重要な拠点としてソ連時代は太平洋艦隊の拠点が置かれ、機密を守ることから外国人の立ち入りが禁止されていた秘密都市の歴史も持ちます。
初のロシア路線 ANAウラジオストク便
出典元:https://news.mynavi.jp/article/20161226-a320neo/
ウラジオストクへ行くには成田空港からが便も毎日あって便利です。
さらに全日空(ANA)がロシア路線初就航となるウラジオストク便の就航となりました。
2020年3月より成田ウラジオストク便が就航
ANAのウラジオストク便は2020年 3月より就航となり、便は月・水・金の週 3回。
ANAのウラジオストク便は146席(ビジネス 8席、エコノミー138席)のエアバスA320neoで運行され、夏場には便の増便も予定されています。
国内航空会社の就航で選択の幅が広がった
ANAのウラジオストク便就航により、ウラジオストクに行く航空便の選択肢の幅が広がりました。
国内の航空会社を希望する方にも対応できるようになり、ますます便利になっています。
成田からウラジオストクへは約2時間半!
航空便の選択肢も増えたウラジオストク便は、成田とウラジオストク空港までわずか 2時間半ほどのフライト時間で結びます。
新幹線で東京駅から新大阪駅に行くくらいの所要時間でウラジオストクに行くことができるので、ウラジオストクは「日本から最も近いヨーロッパ」とも呼ばれているのです。
行きやすくなった極東ロシア・ウラジオストク
出典元:https://www.traicy.com/posts/2018082789340/
成田から毎日便のあるウラジオストクで、さらにはANAの就航で航空会社の選択肢も増え、ますます行きやすくなったウラジオストク。
行きやすくなったのは成田からのアクセスのみならず、ビザの緩和も大きいでしょう。
ロシアは日本のパスポートであってもビザが必要な国ですが、ウラジオストクはウェブでビザの申請ができる「電子ビザ」が解禁されました。
電子ビザの解禁で手続きが簡単に
ロシアの通常の観光ビザ(ツーリストビザ)は日本国内にあるロシア領事館に行って申請を行う必要がありましたが、電子ビザ(e-VISA)の解禁でウェブ上でビザ申請が完結するようになりました。
通常の観光ビザは郵送での申請は認められていないので、領事館まで赴く必要がありますが、その手間もなくビザの発給が行われます。
電子ビザはウラジオストクの滞在期間が 8日までで、他の都市の観光が認められない限定的なビザですので、滞在期間が長い旅行計画時や他の都市を訪れる際は通常のビザが必要です。
成田空港からの便が増便に
数年前まではウラジオストク便は成田からでも週 3便程度で、日によっては他の都市を経由したりする便などを利用する必要がありましたが、現在では日曜から土曜まで毎日運行と便が増便となっています。
便が増えることで便に合わせて旅行計画を立てる必要がなくなり、好きな日に自分たちの旅行の都合に合わせてウラジオストクに行くことができるようになりました。
時差もほとんどないので時差ボケの心配いらず
成田から毎日あるウラジオストク便と電子ビザの解禁により、アクセスと手続きの面で行きやすくなったウラジオストクですが、もう 1つ行きやすい理由が時差。
日本とウラジオストクの時差は 1時間しかないので、(ウラジオストクの方が 1時間進んでいます)時差ボケを感じないことも観光で訪れやすい人気の秘密です。
極東ロシアのウラジオストクは日本からも行きやすい街
出典元:https://tvil.ru/blog/nahodki-dla-turistov/primorskiy-kray-takoy-dalyokiy-dikiy-i-polnyy-nadezhd
成田からの便がこれまでより大幅に増え、毎日ウラジオストク便が運行されています。
さらに電子ビザの解禁によってビザの発給が楽になりました。
成田からわずか 2時間半で到着するウラジオストクは時差も 1時間と、時差ボケを感じることなく観光を楽しむことができるのも人気の秘密。
航空便の多さと通常のビザに比べて手続きが楽になった電子ビザの解禁、時差ボケのなさからとても観光しやすい人気の都市となっていいます。