日本から最も近いヨーロッパ(欧州)ともいわれるウラジオストク。
ロシア極東に位置するウラジオストクは、日本海を挟んで日本と隣り合わせになっている都市です。
ウラジオストクは海と丘に面した美しい都市で観光客にも人気がありますが、外国の観光で必ずと言っていいくらい生じてくるのが時差。
今回は日本とウラジオストクの時差についてご紹介します。
ウラジオストクと日本の時差は?
日本とウラジオストクの時差は 1時間で、ウラジオストクの方が進んでいます。
標準時間が9つもある巨大な国ロシアで、ウラジオストクはウラジオストク時間(GMT+10)が採用され、ロシアで西から数えて9番目の標準時間なので第9の時間と呼ばれることも。
日本からウラジオストクへ行くと、出発時間にウラジオストクまでの旅行時間と時差の 1時間を加えると現地時間に。
仮に成田空港を15時に発ち、2時間半のフライトでウラジオストクに到着すると、現地時間は18時半(出発:15時 + 飛行機:2時間半 + 時差:の1時間 = 18時半)となります。
ウラジオストクの位置
日本との時差はわずか 1時間のウラジオストクですが、世界最大の面積を誇るロシアにおいて最も東に位置する極東地域にウラジオストクはあります。
ウラジオストクは北朝鮮と中国の国境に近く、北朝鮮へは直線距離で120Kmほど、中国へは直線距離で70Kmほどの所にあり、海に面した港湾都市です。
ロシアでは数少ない不凍港(冬場でも凍らじ機能する港)なので、ソ連時代は太平洋艦隊の拠点が置かれていました。
飛行機でわずか2時間半の距離
ウラジオストクへは成田空港より飛行機でわずか 2時間半ほどで到着します。
そのため日本より最も近いヨーロッパとも呼ばれていますが、新幹線で東京から大阪に行くくらいの時間で着く、とても身近な所にある都市です。
帰国すると1時間半しか経っていないことに
ウラジオストクと日本の時差は 1時間ですが、ウラジオストクへ行くと時間が 1時間プラスされ、逆に日本に帰国すると 1時間マイナスとなります。
そのため、ウラジオストクから 2時間半のフライトをしてきたにも関わらず、日本に付くとウラジオストクを出発した時間より 1時間半しか経過していないという不思議な感覚に陥ることも。
ほとんど時差ボケしないウラジオストクの特長
ウラジオストクと日本の時差は 1時間なので、ほとんど時差ボケがなく行き来できるのがウラジオストクの特長。
時差ボケがないことで、現地で脳が停止したような意識がボーっとした状態などなく、旅行期間中をフルに楽しめます。
時差ボケがないので観光しやすい
時差ボケがほぼないので、観光しやすいのがウラジオストクの大きなメリットでしょう。
せっかくの観光も意識がボーっとしたり眠たい状態では楽しみも半減しますし、印象にも残りにくくなります。
歴史を感じられる場所も多い
ウラジオストクはソ連時代は外国人の立ち入りが禁止されていた都市ですが、至る所に歴史を感じさせてくれる場所が多いです。
ソ連時代に太平洋艦隊の拠点だった面影が、例えばルースキー島にあるヴァローシロフ砲台として残っていたり、要塞博物館として強固な要塞跡が当時の写真などの展示品と共に残されていたりします。
シベリア鉄道の発着駅のウラジオストク駅にしても、ソ連時代よりも前のロシア時代に開業されたとても歴史ある建物。
クラシカルな姿を見れるウラジオストク駅は、観光客の写真スポットとしても人気のスポットです。
手軽にロシア料理も楽しめる
比較的日本人の口に合う料理ともいわれるロシア料理を味わえるのも、ウラジオストクに行く醍醐味(だいごみ)でしょう。
ピロシキやボルシチと日本でも馴染み(なじみ)のある料理はもちろん、ロシア風餃子のペリメニやキャベツのスープ・シィー、クレープ生地に様々な具材を挟んで味わうブリヌィなど、手軽にロシア料理も楽しめます。
時差のないウラジオストクを楽むには
ビザの緩和や成田からの便も増えたことから、ますますウラジオストクへ行きやすくなっています。
ウラジオストクに行くには個人で計画を立て、ホテルや航空券などを自分で手配する完全なオリジナル旅行のほかに、旅行会社のツアーに申しこむ方法もあるので、都合に合わせて選ぶと良いでしょう。
自分でウラジオストクの旅行計画を立てる
自分でホテルなど予約をするので、やや難易度は高いものの完全に自由なウラジオストク旅行が楽しめます。
現地ではロシア語ですが、日本語に堪能(たんのう)なガイドもいるので、ガイドを雇えばより深くウラジオストクを知りながら旅行を楽しめるでしょう。
初めて訪れる際は観光ツアーも
ウラジオストクを含むロシアはビザの取得が必要で、ビザの取得にはバウチャーと呼ばれる旅行行程証の取得も必要になってきます。
一度できると楽にできますが、聞きなれない言葉や手続きに戸惑う人もいるでしょう。
そうした手続きも全て行ってくれる旅行会社が企画するウラジオストクツアーも多数あるので、初めて訪れる際は利用するのも手です。
ウラジオストクに行くには成田から
ウラジオストクに行くには、成田空港からの飛行機ほぼ一択となるでしょう。
夏季限定で新潟空港からの飛行機もありますが、通年航空便がある成田空港の利便性の高さに匹敵する場所はほかにありません。
日曜から土曜まで毎日便もありますし、2020年 3月よりANA便も就航となり日本の航空会社も選べるようになったので、この上ない選択肢の広さが成田空港です。
日本とほとんど時差のないウラジオストク
参照元:https://journal.tinkoff.ru/vladivostok/
日本とほとんど時差のないウラジオストクは時差ボケもなく、とても観光しやすい都市です。
ビザの緩和もあって近年、日本人観光客の数も増え、女子会でいくグループも。
最初は入国手続きがやや複雑に思うかもしれませんが、一度行えばあとは簡単。
港湾都市としてまた歴史のある都市として、魅力たっぷりのウラジオストクに訪れてみませんか。