ウラジオストクでサウナを堪能!ロシア式サウナでリラックス

ウラジオストクでサウナを堪能!ロシア式サウナでリラックス

今、日本では空前のサウナブームが訪れています。サウナに興味がある方におすすめなのが、日本とは一味違ったロシア式サウナです。

ウラジオストクを訪れたら、ぜひロシア式のサウナを体験してみてはいかがでしょうか。身も心もリラックスして、サウナ好きに自慢できること間違いなしです。今回は、ウラジオストクで体験できるサウナの魅力に迫ります。

ウラジオストクのサウナ文化

サウナ

サウナはフィンランド発祥の入浴法です。その歴史は古く、なんと2000年以上前にさかのぼります。北ユーラシア大陸の各地で広がったサウナ文化は、フィンランドと同じく極寒の地であるロシアにも伝わり、独自の発展を遂げてきました。

ロシアのサウナは「バーニャ」と呼ばれ、体感温度が非常に高く、高温多湿のサウナの中で白樺の葉で体を叩くのが特徴です。さらに、サウナで体を温めてから水風呂や外気で体を冷やすことで、その温度差が血行を促進します。

日本のサウナ通の間では、温冷を交互に体感することにより得られる心地よさを「ととのう」といいます。体感温度が高いロシア式のサウナなら、日本のサウナより深いととのい状態を得られるでしょう。

ウラジオストクにもロシア式サウナを体験できる場所がいくつもあります。ロシア式サウナに興味があるなら、直行便で2時間程度で行かれるウラジオストクは最適な場所です。

本格的なサウナはもちろん、誰でも入れる公衆サウナやホテル併設のサウナなど、種類もさまざまです。ウラジオストクを訪れたら、旅の疲れをサウナですっきり癒してみてはいかがでしょうか。

ウラジオストクでサウナに入ろう!

サウナルーム
ウラジオストクでサウナ体験をするには、主に3つの方法があります。気軽に本場のサウナを楽しみたいなら、ツアーの参加がおすすめです。

サウナ体験のオプショナルツアーに参加する

ウラジオストクで参加できるオプショナルツアーの中には、サウナを目的としたツアーもあります。日本でのサウナ人気が高まるにつれ、ウラジオストクでのサウナツアーも注目を集めています。

英語圏と違ってウラジオストクの公用語はロシア語なので、個人でサウナの予約をするのはなかなかハードルが高いです。オプショナルツアーを利用すれば、サウナ探しや難しい予約もおまかせです。

ホテル併設のサウナを利用する

ウラジオストク市内のホテルには、サウナが完備されているところがあります。ホテル併設といっても、本場のロシアサウナの雰囲気を味わうには十分です。

観光メインでわざわざサウナツアーに参加する時間はないという方でも、ホテルにサウナがあれば一日の疲れをゆっくりと癒すことができます。

現地のバーニャを利用する

ウラジオストクで本格的にサウナを楽しむなら、現地のバーニャに行くのが一番です。予約制の人気施設も多く、ロシアサウナのファンが世界中から訪れます。

ウラジオストクにはたくさんのバーニャがあり、オプショナルツアーに対応していないサウナに行くなら、自分で予約を取る必要があります。

少々ハードルは高いですが、本場のサウナを堪能したいなら自分で手配してみてはいかがでしょうか。

ウラジオストクのおすすめサウナ

サウナルーム
ウラジオストクの数あるサウナの中から、特に人気のおすすめサウナをピックアップしました。

海が見えるサウナ「バーニャモーリエ」

バーニャモーリエの最大のポイントは、海を見ながらサウナが楽しめることです。ウラジオストク駅から車で約15分程度と立地もよく、非常に人気の高いサウナです。

サウナの温度はかなり高めですが、熱いサウナに限界まで入ってからの海を臨む外気浴は最高の心地よさです。

バーニャモーリエでは、大きさの違う3つのコテージを2時間から貸切ることができます。2時間というとずいぶん長く感じますが、ロシアサウナの心地よさの前では、2時間では少々物足りないかもしれません。

帰りの時間に合わせてタクシーを呼んでもらえるので、帰り道も安心です。サウナ料金は1時間あたり1500ルーブルから2000ルーブルです。

貸し切りコテージサウナ「ダーチャ」

ログハウス風のおしゃれな本格バーニャを貸切できる人気のサウナです。個人での予約も可能ですが、英語や日本語ガイド付きのオプショナルツアーもあります。

貸切は2時間から可能ですが、レストランが併設されており、宿泊も可能です。日帰りはもちろん、泊まってじっくりとサウナを堪能するのもおすすめです。

こちらのサウナでは、水風呂の代わりに自然の中で外気浴を楽しむことができます。開放感たっぷりの外気浴は、日本ではなかなか味わえない心地よさです。

気軽に楽しめる「ロッテホテル」

ウラジオストク唯一の5つ星ホテルであるロッテホテルには、本格的なサウナが併設されています。宿泊客以外も利用できるため、市内観光のついでにサウナを楽しむこともできます。

ただし、ロッテホテルは電熱式サウナのため、水をかけて水蒸気を発生させるロウリュは禁止です。水風呂には滝のようなシャワーがあり、ダイナミックな水流が火照った体を冷やします。

ウラジオストクのサウナの楽しみ方

サウナルームの桶
ウラジオストクと日本では、サウナの入り方も少々異なります。本場の楽しみ方を知れば、ウラジオストクのサウナをより一層楽しめます。

ロウリュ&ウィスキングを極める

ロシア式サウナといえば、ロウリュとウィスキングは欠かせません。

ロウリュとは、サウナルームの中にある熱々のサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させることです。冷たい水をサウナストーンにかけることで一気に水蒸気を起こし、体感温度を高めます。

ウィスキングは、ヴェーニクと呼ばれる白樺の枝葉で体を叩き、体の血行を良くすることです。

ウラジオストクには、パリーシュクというウィスキングのプロがいるサウナが多数あります。サウナ好きなら感動間違いなしの熟練のテクニックは、一度体験したらハマってしまうかもしれません。

外気浴で一気にととのいの世界へ

「ととのい」とは、体を温めるのと冷やすのを交互に行い、リラックスすることで得られる状態のことです。

急激な温度変化で交感神経と副交感神経が刺激され、全身の血流がよくなるため、疲労回復や自律神経の正常化に効果があるとされています。

ロシアのサウナは体感温度が日本のサウナより高いため、ととのいの効果がより強く発揮されます。特に外気浴が楽しめるタイプのサウナでは、激しい温度差により、さらに高い効果が期待できます。

ウラジオストクでの「サウナ」には注意?

ここまでウラジオストクの「サウナ」について紹介してきましたが、実はロシアではサウナという単語は風俗店に近い意味を持ちます。

ロシアでサウナの話をするときは「バーニャ」というのが正解です。
日本の感覚でサウナと呼んでしまうと、思わぬ誤解を受けてしまうことがあるので要注意です。

ウラジオストクのサウナでリフレッシュ!

サウナの砂時計
ウラジオストクは貴重なロシアサウナを体験できる場所です。

サウナブームが全盛期の今、国境を越えて世界のサウナにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。日本のサウナとはまた一味違う、至高のサウナ体験が待っています。

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