ウラジオストクの冬はロシアらしい氷点下の世界

ウラジオストクの冬はロシアらしい氷点下の世界

ロシアといえば「世界最大の国土を持つ国」、「とても寒い国」という印象が強いのではないでしょうか。

ウラジオストクはロシアの中で不凍港を持つ数少ない都市であることから、港を持つロシアの都市の中では気温が高めの都市です。

緯度もちょうど北海道の札幌市と同じ辺りに位置しているので、気温も似たところがあります。

今回はウラジオストクの冬の特長や気温などを、具体的に見ていきましょう。

 

ウラジオストクの冬の特長

気温が一桁や氷点下になりだす 11月から 3月中頃までがウラジオストクの冬と言えます。 

ウラジオストクの冬場は湿度も低く夏場に比べて降水量も少ないのが特徴で、冬場は乾燥して風が強い日も多いです。

積雪もありますが風の強い日が多いので、吹雪になることも。

冬場に凍らない港(不凍港)を持つウラジオストクは、ロシアで気温はそれほど低い方ではありませんが、それでも冬場の気温はマイナス30度を下回ることも稀にあります。

冬場の降水量が少ない気候に属する

ウラジオストクの亜寒帯冬季少雨気候は夏場が最も降水量が多く、冬場の降水量はそれほど多くありません。

夏場は140mmほどの平均降水量がある反面、冬場の12月から2月にかけての平均降水量は10mmと少なくなっています。

1日を通して氷点下の日が続く

ウラジオストクの冬場の気温は 1日を通して氷点下の日が続きます。

新年明けの極寒期はマイナス30度を下回る日もあり、風も強い日が多いので体感温度は気温以下に感じられるでしょう。

極寒期は日本海が凍る

新年明けて 2か月ほどが最も気温が下がる厳寒期で、日本海がカチコチに凍って上を歩けるように。

海の上を歩けるという日本ではなかなかできない体験ができ、普段は陸からしか見れない景色を海の上から見る不思議な経験ができます。

 

ウラジオストクの冬場の気温

出典元:https://visitvl.ru/zima-vo-vladivostoke-foto/

 

極寒期はマイナス30度に達することもあるウラジオストクの気温ですが、平均気温で見ると以下のようになっています。

 

ウラジオストク 11月~3月の気温と降水量

月間平均気温(℃) 月間平均降水量
 11月  – 1.1  30mm
 12月  – 9.8  10mm
 1月  – 13.4  10mm
 2月  – 9.9  10mm
 3月  – 2.7  20mm

 

日本よりも 1か月ほど早く冬に入り、春は 1か月ほど遅れているような気温です。

平均で見ると11月で気温がマイナスとなり、最も平均気温の低い月は 1月となっています。

11月の終わりから12月

ウラジオストクでは11月の終わりは気温がマイナスの日も出てきます。

12月に入ると寒さも強さを増し、気温がマイナスの日が多くなる傾向です。

年が明けて 1月

新年明けてからは 1年で最も気温が低くなる極寒期に入ります。

平均気温では 1月が最も気温が下がり、この頃は日本海も凍るほどです。

1月をピークに、12月と 2月が同じくらいの平均気温で推移しています。

最も気温が下がりやすい2月

平均気温で見ると 1月の方が低いですが、風が強い日も多いため 2月の方が体感温度は低く感じられます。

昼夜問わず 1日を通して氷点下の気温の日が続きますが、2月の終わりごろになると極寒期も抜け、少しずつ気温が上がるように。

 

ウラジオストクの冬は観光できる?

出典元:https://visitvl.ru/zima-vo-vladivostoke-foto/

 

冬場の気温が低いウラジオストクですが、冬場でも観光はできます。

もちろん、外出の際はウラジオストクの冬場に対応した服装でなければいけませんが、冬場にしか出会えない景色も。

積雪があったり凍結していることもあるので、滑りにくいブーツなどを履くようにしましょう。

冬しか見れない景色がある

極寒期の1月から 2月はウラジオストクの海が一面氷の世界になり、海の上を歩いてもビクともしない安定感。

寒さが厳しいことを教えてくれますが、日本では見ることのできない冬の景色もありますので、冬の観光はより貴重な体験ができます。

ロシアはもともと文学や音楽などの芸術性やバレエ、サーカスのレベルの高い国で、外出の機会が減る冬場にはそれらのイベントが行われることも多いです。

冬色に彩られた街の景色を楽しみつつ、サーカスやバレエなどを楽しむのも良いでしょう。

しっかり防寒対策をした服装を

気温の低さに加え風が強い日も多いので、頭から耳を覆うしっかりした防寒対策が必要。

一般的に風速が 1m上がる度に体感温度は 1度下がると言われます。

風が強い日も多いウラジオストクの冬は、気温以上の対策が必要です。

建物の中は日本以上に快適

外気温が低く風の強い日も多いウラジオストクの冬ですが、建物の中は日本の冬場よりも快適な温度で保たれています。

半そで 1枚で過ごせる快適性ですが、外気温がそれほど低くないときは暑く感じることもあるかもしれません。

外出時は建物の中で温められた体が冷えないよう、しっかり保温できる服装が基本です。

 

ウラジオストクの冬にしか見れない景色に会いに行こう

参照元:http://vladivostok3000.ru/city/14028-gorodskoj-obzor-chem-zanyatsya-vo-vladivostoke-zimoj-i-letom/

 

冬場はマイナス30度を下回ることもあるウラジオストクの冬ですが、冬にしか見れない景色もあります。

凍った日本海は日本でもなかなかお目にかかれないでしょうし、建物の中は日本以上に快適で半そで 1枚で過ごせたり。

ウラジオストクの冬は風当たりも強くなるので、体感温度も下がり気温よりも低く感じられます。

冬に訪れる際は防寒対策をしっかりして、体調を崩したりされないように!

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