日本から直行便が就航したことで、ウラジオストクは日本から一番近いヨーロッパになりました。わずか2時間半の距離で行かれるから、週末旅行にもぴったりです。
ウラジオストクでは、アジアとヨーロッパの食文化が融合したロシア料理が楽しめます。ロシア料理は日本人にもおなじみの料理が多く、親しみやすい味が人気です。
今回は、ウラジオストクで食べられるおすすめのグルメを紹介します。
ウラジオストクはおいしいグルメが盛りだくさん!
料理は、旅の楽しみのひとつです。旅先でどんなグルメが味わえるか、旅行先を決める上で大きなポイントとなっている方も多いのではないでしょうか。
ウラジオストクは、ヨーロッパとアジアの流れを汲んだ、独自の食文化が発達しています。本場のロシア料理はもちろん、ジョージア料理や北朝鮮料理など、珍しい料理も食べられるなど、バラエティ豊かなグルメが自慢です。
また、ウラジオストクはヨーロッパの中でも比較的物価が安く、高級グルメも手ごろな値段で楽しめます。さらに、日本海に面しているため新鮮な魚介類が手に入るのも特徴です。
フレッシュな食材をリーズナブルに楽しめるウラジオストクで、ぜひお気に入りのグルメを探してみてください。
ウラジオストクで食べたい本場ロシアグルメ
ロシアの定番料理「ボルシチ」
ロシア料理の中で、日本人に最も知名度が高い料理といえば、やっぱりボルシチです。ビーツを使った真紅のスープが特徴で、肉や野菜がたっぷり入っている煮込み料理です。
栄養かも抜群で、食べると体の芯からぽかぽかと温まります。サワークリームを入れて味の変化を楽しむのが本場流です。
ロシア風餃子「ペリメニ」
ロシア料理は日本人でも食べやすい料理が多く、中でもロシア風餃子のペリメニは人気の高い一品です。見た目は日本の餃子とそっくりなので、ロシア料理が初めてという方にも受け入れやすいでしょう。
ペリメニはもともとシベリアの郷土料理で、小麦粉と卵で作った生地に、肉や魚、野菜などの具を包んだものを指します。包み方や中の具材で味も食感も変わるので、お気に入りのペリメニを探すのも楽しみのひとつです。
ロシアの家庭の味「ビーフストロガノフ」
ビーフストロガノフは、ロシアの家庭料理として愛されている定番の一品です。日本で知られているビーフストロガノフはトマトソースやデミグラスソースで煮込んだものですが、ロシアのものは少々見た目が異なります。
ロシアのビーフストロガノフはサワークリームで煮込んでいるため、日本のものより色が白っぽいのが特徴です。ボリューム満点ですがさっぱりした味付けなので、日本の濃厚なビーフストロガノフは苦手という方にも人気です。
食べ歩きにぴったり「ピロシキ」
日本のパン屋でもよく売られているピロシキですが、ウラジオストクのピロシキは揚げパンではなくオーブンで焼いたものが主流です。
日本のピロシキは総菜パンのような具のイメージが強いですが、ウラジオストクではピロシキの具のバリエーションも豊富です。
野菜や肉が入ったボリューミーなものから、リンゴなどが入ったデザート風のものまでさまざまです。街のパン屋やカフェはもちろん、屋台などでも気軽に買えるので、食べ歩きグルメとして人気です。
ウラジオストクならではの新鮮な海鮮グルメ
名物のカニは外せない!
ウラジオストクの市場やレストランでは、カムチャッカガニという名前をよく見かけます。これはウラジオストクの名産品で、実は日本のタラバガニのことです。
日本海から水揚げされた新鮮なカニは、ウラジオストクを訪れたら絶対に外せない食材のひとつです。素材の味がそのまま活きているので、蒸したりゆでたりするだけのシンプルな調理法でもおいしくいただけます。
毎年9月になると、ウラジオストクの各レストランでカニフェアが開催され、それぞれの店が腕を振るったさまざまなカニ料理が楽しめます。カニ好きの方は、9月を狙って旅行してみるといいでしょう。
食べ応え抜群のホタテ料理
ホタテは、ウラジオストクの地元民に愛されている食材のひとつです。ウラジオストクのホタテは非常に身が大きく、新鮮なので生でそのまま食べられるのが特徴です。フレッシュなレモン汁と醤油で味付けしたホタテは、何個でも食べられそうなおいしさです。
毎年7月にはホタテ祭が開催され、旬のホタテをたっぷり味わえます。生でも焼いてもおいしいウラジオストクのホタテを、お腹いっぱい堪能できるチャンスです。
高級キャビアもウラジオストクならリーズナブル
世界3大珍味と名高いキャビアは、ロシア名物のひとつです。ロシアの近海で獲れるため、ウラジオストクでは新鮮なキャビアが安く手に入ります。
お土産に買うのもいいですが、せっかくウラジオストクに来たなら新鮮なキャビアを使ったグルメを楽しみましょう。同じくロシア名物のウォッカによく合う味で、リーズナブルな価格でぜいたく気分が味わえます。
ウラジオストクで人気の多国籍グルメ
ジョージア料理は日本人ウケ抜群!
ウラジオストクには、ロシア料理のほかにジョージア(グルジア)料理の店が数多くあります。ジョージア料理は日本人好みの味と言われており、一度食べたらやみつきになる旅行者も多いと評判です。
ジョージア風ジャーマンポテトのオジャクリや、ボリューム満点の鶏肉料理シュクメルリなど、ジョージ料理は現地のロシア人にも大人気です。
日本では珍しい北朝鮮料理が楽しめる
ロシアは、世界でも数少ない、北朝鮮と国交がある国です。そのため、ウラジオストクの街には北朝鮮料理を食べられるレストランがいくつか存在します。
北朝鮮料理は韓国料理よりもニンイクや唐辛子を多く使うため、スパイシーな味わいが特徴です。寒いウラジオストクの気候にもぴったりで、体を温めるには最適です。
日本では北朝鮮料理を食べられる場所はほとんどないので、ウラジオストクを訪れた機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ウラジオストクで外せない飲み物とは?
ロシア独特の紅茶文化を楽しむ
ウラジオストクのカフェでは紅茶は人気のドリンクです。
ロシアでは紅茶にヴァレーニエと呼ばれる果実のジャムを入れたり、ウォッカを入れて飲むのが定番です。
寒いロシアで体を温めるために古くから伝わっている知恵で、体の芯から温まります。街歩きで体が冷えたら、カフェでゆったり紅茶を飲んで温まるのがおすすめです。
ウラジオストクはカフェの街
ロシアといえば紅茶のイメージが強いですが、ウラジオストクではコーヒーも大人気です。街中にはコーヒーを楽しめる店がたくさんあり、カフェの街として知られています。
チェーン店から個人経営のカフェまで、店のバリエーションは豊富ですが、共通点はコーヒーと共にスイーツを楽しむことです。スイーツとコーヒーでのんびり過ごす、ウラジオストク流のカフェタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ロシアならではのコーヒーを楽しみたいなら、ウォッカと卵黄を混ぜたロシアンコーヒーがおすすめです。ウォッカとコーヒーの風味漂う濃厚な味わいは、一度チャレンジしてみたい隠れた人気メニューです。
お酒好きにはたまらないロシア産のウォッカ
ロシアでもっとも有名なお酒といえばウォッカです。その種類は国産だけでも1000種類以上といわれ、中にはウラジオストク産のものもあります。
定番のシンプルなウォッカだけでなく、フルーツやスパイスのフレーバー付きや、唐辛子入りなどの変わり種もあり、今までのウォッカのイメージが覆されるかもしれません。
ウォッカはアルコール度数が高いため、サーモンやキャビアなどのつまみと合わせるのがロシア流です。くれぐれも飲みすぎにはご注意を。
ウラジオストクのグルメを楽しもう!
ウラジオストクは本場のロシア料理をはじめ、新鮮な食材を使ったさまざまなグルメが楽しめる場所です。
リーズナブルな価格でおいしい料理をたっぷり食べられるので、満足度も抜群です。ウラジオストク観光の際には、ぜひここでしか食べられない料理を堪能してみてはいかがでしょうか。