気軽に訪問できる旅行先として注目されつつあるロシア極東部の港町、ウラジオストク。
その魅力的な風景や街並みに心惹かれる日本人は多く、別名「日本に一番近いヨーロッパ」と呼ばれることもあるそうです。
本記事では、世界的に注目度の高まっているウラジオストクを海外旅行先としておすすめする理由や、現地で堪能できる絶品料理の中から厳選した7選をご紹介します。
ウラジオストクは食通におすすめの旅行先
ウラジオストクは、美味しいものに目がない食通たちにおすすめの旅行先です。
その理由は食べ物の美味しさ以外にも色々あるので以下でご紹介いたします。
①手頃な価格で堪能できる絶品料理
まず、第一に挙げられる理由は料理のリーズナブルな価格設定です。
この背景には物価の低さが関係しており、高級料理店のメニュー等も含めて旅先の料理をお得にたっぷり味わえます。
②日本から近い
成田空港からウラジオストクまでのフライト時間は、直行便で2時間半程度。
これは韓国や台湾への所要時間とほとんど変わりません。時差も1時間と少ないので、日付のずれを気にせず国内旅行に近い感覚で旅を満喫できます。
また、ウラジオストクは2017年からロシア国内で唯一の電子ビザ取得が可能になった地域としても有名です。
インターネットさえあればどこからでもビザを申請することが出来るので、訪問のしやすさの点で世界中から注目されています。
③観光場所が豊富
ウラジオストクには、古代ロシア様式で建てられたウラジオストク鉄道駅や近代的なデザインのマリンスキー劇場等、歴史的な建造物が多数存在します。
どれも写真映えする美しさで観光客に第人気です。
ウラジオストクで味わえるロシアの伝統料理
ウラジオストクで食べられる伝統的なロシア料理にはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的なメニューをご紹介します。
①ボルシチ
ボルシチは、ロシアの冬に欠かせない料理と言っても過言ではありません。
日本で売られているボルシチにはトマトスープ風のものが多いですが、本場はビーツを使って甘みを出すのが主流。
サワークリームを溶かし入れる食べ方が大人気です。
冬以外の訪問時には提供していないお店もあるので、あらかじめ注文可能なお店をチェックしておくと良いでしょう。
②ビーフストロガノフ
19世紀のロシアで誕生したと言われるビーフストロガノフ。
今日でもウラジオストクの定番料理となっています。
ビーフシチューのような見た目をイメージする方が多いと思いますが、本来はクリームシチューのように白く、味わいもクリーミーなんだそう。
③海鮮系ブリヌイ
日本でいうクレープのようなモチモチ食感の生地にイクラを乗せ、ロール状に巻いた料理です。
他に、サーモンやクリームチーズ等の具材を入れるお店もあります。
贅沢なモーニングメニューとして食べる観光客が多いようです。
④ぺリメニ
名前を聞き慣れていない方にとって未知の料理かもしれませんが、簡単に言い表すとロシアの伝統的な水餃子のことです。
具材は、肉や海鮮以外に野菜を混ぜていることもあります。
にんにくの効いたぺリメニには、サワークリームをつけて食べるとより具材の旨みが引き出て美味しくなるそうです。
ウラジオストクのお菓子やB級グルメ
次に、ウラジオストクで人気のお菓子やB級グルメをご紹介します。
⑤ピロシキ
ピロシキとは様々な具材が入った揚げパンのことで、ご飯になるしょっぱい系や甘いスイーツ系等、中身のレパートリーが豊富に存在します。
肉汁をたっぷり含んだお肉と玉ねぎメインの野菜が詰まったピロシキは日本でも定番ですが、本場では丸々1本のソーセージが入ったアメリカンドッグのような商品も販売されています。
1個大体100円以下と激安のB級グルメなので、観光していて小腹が空いた時にも手軽に食べられて便利です。
⑥ピャンセ
出典: https://japaneseclass.jp/trends/about/ピャンセ
ピャンセもウラジオストク名物のB級グルメで、韓国の伝統的な蒸し饅頭がロシア人の口に合うよう姿を変えた食べ物のようです。
1980年代頃に朝鮮系ロシア人によって作り始められました。
ロシア国内でも地域によって作り方が異なり、ウラジオストクの場合は定番のキャベツと挽肉の組み合わせに加えてスパイスを加えるのが一般的です。
⑦スイーツ系ブリヌイ
ウラジオストクでは甘いブリヌイがおやつとして食べられています。
色々な食材をトッピングすることが可能ですが、地元住民にはコンデンスミルクをかけたシンプルな味付けが大人気。
他にもチョコとバナナをトッピングしたものや、焼きリンゴとバニラアイスをトッピングしたもの等があり、使用する食材によって全く違うスイーツを食べているような感覚になります。
まとめ:ウラジオストクはアクセス環境と料理の味が共に抜群の旅行先
ウラジオストクの料理と私たちが食べている料理では意外にも似ているものが多く、日本人の口によく合います。
さらにアクセス環境にも恵まれていて訪問しやすいので、食通の方は海外の旅行先として是非ご検討ください!