ウラジオストク観光ビザの種類と取得までの手順

ウラジオストク観光ビザの種類と取得までの手順

ロシアへ行くにはビザが必要となるので、ウラジオストクへ行くにも当然ビザが必要になります。

ウラジオストクを含む沿海州では電子ビザの解禁により、条件付きの観光ではビザ申請が楽になりました。

今回はウラジオストクを訪れる際に必要なビザについて、申請の流れを解説していきます。

 

ウラジオストク観光に必要なビザ

ウラジオストクを含むロシアへ行くにはビザ(査証)が必要です。

日本のパスポートは多くの国へビザなしで行けるので、ビザ申請がやや難しく感じるかもしれません。

ロシアのビザの知識を得て適格にビザ申請できるよう、順を追って見ていきましょう。

ロシアのビザの種類

ロシアのビザには観光に必要な「観光ビザ」や特定の都市の観光のみで条件付きの「電子ビザ」、「ビジネスビザ」、留学のときに申請する「留学ビザ」など、ロシアを訪れる目的に応じて様々なビザがあります。

今回は観光でウラジオストクを訪れる場面を想定し、観光に必要なビザのご説明です。

電子ビザの解禁で行きやすくなった

もともとロシアのビザはロシア大使館か総領事館に足を運んで申請を行う必要がありました。

ウラジオストクを含む一部ロシアの都市では電子ビザ(e-VISA)での申請が認められ、ネット上でビザ申請が完結するようになったことで楽になっています。

電子ビザでは訪れる期間が 8日までで、観光は 1都市に限られるなど限定的ではありますが、1都市に 8日もあれば観光には十分な時間でしょう。

 

ウラジオストク観光ビザ(電子ビザ)取得手順

まずはウラジオストクの電子ビザの前に電子ビザの内容について確認しましょう。

 

渡航目的 観光、ビジネス、スポーツ、文化、学術交流であること
滞在可能日数 8日間(ビザは発行日より30日間有効)
入国・出国地 ウラジオストク空港かウラジオストク港、鉄道、陸路

 

渡航目的が当てはまらない場合は目的に応じたビザが必要となり、滞在期間が 8日を超る場合や 2都市以上の観光を予定している場合は電子ビザではなく、ツーリストビザ(観光ビザ)が必要です。

入出国は同じ場所からでないといけないので、ウラジオストク空港から入国したら帰りもウラジオストク空港から帰国する必要があります。

申請の前に必要なもの

ビザの申請にはパスポートが必要です。

パスポートは有効期限の残存が最低でも半年間必要で、半年を切っているようなら更新を行っておきましょう。

 

電子ビザ申請に必要となるリスト

パスポート 残存有効期限が半年以上必要
顔写真 申請時に画像をアップロード(6か月以内に撮影した背景が白で鮮明な写真)
宿泊先の情報 ホテルなどの名称、住所、電話番号
自分の情報 現住所、メールアドレス
職場の情報 会社の名称、所在地、電話番号

 

顔写真はスマホやタブレットなどで撮影した写真で大丈夫です。

不鮮明で目が赤くなっていない、帽子をかぶっていない(宗教上の理由がある場合は除く)、髪が顔を隠していないなど本人としっかり認識できない写真だと申請が通りません。

電子ビザの申請手続

ウラジオストクの電子ビザの申請はウェブの e-VISA申請のページ(英語) より、必要事項の入力を行います。

2020年 4月現在日本語には対応しておらず、英語かロシア語になっていますので、英語での入力を行いましょう。

分かりにくい部分が訪問先(Visit area)で、ウラジオストクは沿海州なので「Primorsky Krai」となります。

顔写真の注意点

顔写真はスマホやタブレットなどで撮影した写真でも大丈夫ですが、背景は白色推奨です。

写真はJPG形式で450×600ピクセル以上、カラーである必要があります。

手続きが終わったらメールを確認

手続きがしっかり終わっていたら電子ビザの発給通知が申請時に入力したメールアドレスに届いているので、メールを確認しましょう。

メールは英語とロシア語で届きますが、ウェブサイトでも確認することができます。

確認したら申請書番号とパスワードを入力してダウンロードし、完了です。

 

ウラジオストク観光ビザ(通常のビザ)取得手順

出典元:https://varandej.livejournal.com/989249.html

 

滞在が 8日以上や 2都市以上の観光となる場合は電子ビザではなく、通常のツーリストビザ(観光ビザ)が必要となります。

観光ビザにはシングル( 1回の入出国のみ)とダブル( 2回まで入出国できる)がありますので、旅行状況に応じて選びましょう。

1回の入国で滞在できるのが最長で30日までなので、30日を超える場合は一旦帰国し再度入国する必要があります。

そのため、30日を超える滞在となる場合は90日間まで滞在が可能な「ビジネスビザ」の取得がおすすめ

観光でなくても取得が可能なので、長期滞在時はビジネスビザを選ぶとよいでしょう。

申請の前に必要なもの

ビザの発給は申請から 2週間後となるので、旅行に合わせて間に合うように申請を出しましょう。

通常は 2週間後の発給で無料ですが、時間の無い場合は費用を支払うことで早く発給してもらうこともできます。

ビザ申請から受け取りまで 11日以上 4~10営業日 3営業日以内
発給費用 無料 4,000円 10,000円

 

ビザ申請に必要な書類等は

・パスポート(有効残存期限が半年以上)

・バウチャー(旅行行程確認書類)

・電子査証申請書( ロシア外務省領事局の専用サイト で記入し印刷)

の 3点が必要となります。

旅行代理店などで旅行を申し込む場合はバウチャーなども取得してくれますので、必要に応じて利用すると良いでしょう。

大使館宛にビザの申請

ビザの申請は東京、札幌、函館、新潟、大阪にあるロシア領事館にて申請を行う必要がありますが、郵送での申請が受け付けていません。

領事館まで足を運ぶか、旅行代理店や2019年 4月に開設されたビザセンターを通しての申請も行えます。

時間のない人は代理申請を

申請に時間の無い場合はビザセンターなどを利用して代理申請してもらうと良いでしょう。

その分手数料が発生しますが、領事館までの往復の費用や時間などを考慮すると手数料の方が安くつくことも。

 

ビザの緩和となって行きやすくなったウラジオストク

出典元:https://varandej.livejournal.com/989249.html

 

電子ビザの解禁で 8日以内の観光がしやすくなったウラジオストク。

8日を超える観光やウラジオストク以外の都市を訪れたい場合は、通常のツーリストビザが必要になります。

ツーリストビザは最長で30日までの滞在が認められ、申請にはロシア領事館に足を運ぶかビザセンターを利用するとよいでしょう。

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