ウラジオストクでチップは必要?シーン別にチップ事情を見てみよう!

ウラジオストクでチップは必要?シーン別にチップ事情を見てみよう!

欧米を中心に海外では、飲食店などでサービスを受けたらチップを渡すのが一般的です。

ウラジオストクでは必ずしもチップが一般的ではありませんが、場所によってはチップが期待されていることもあります。

チップ文化のない日本なので、「チップを渡す基準」や「渡し方が分からない」ということもあるのでは。

今回はウラジオストクでチップに困らないよう、ウラジオストクのチップ事情について業種別の解説と、渡し方についてご説明します。

 

ウラジオストクでチップは必要?

ウラジオストクでのチップは「店による」というのが答えです。

サービス料として料理代金に加算されている場合は、チップを渡す必要はありません

現ロシア以前のソ連時代からチップの習慣はなく、チップの習慣が徐々に根付き始めています。

一部チップが期待されている店はありますが、基本的にチップは強制ではなく個人の判断に委ねられています。

チップが必要な場合

ウラジオストクでのチップはほかの欧米諸国ほど強制的ではないため、チップが必要な場面はあまりありません。

観光客の多い飲食店などではチップを置いていく人も比較的多いため、チップが期待されています。

その際は料理代金のお釣りの端数をチップとして渡すとスムーズに渡せるでしょう。

カード決済の場合は、別途チップ用としてルーブルを用意しておく必要があります。

チップが必要ではない場合

サービス料としてすでに加算されている場合はチップを渡す必要はありません。

またスターバックスやケンタッキーフライドチキンなど、世界でおなじみのチェーン店での飲食もチップを渡す必要は無しです。

最後は自分の気持ち次第

「おつりをそのままチップとして置いてくる人」、「気持ちの良いサービスと感じたら置いてくる人」など、チップを渡す基準も渡す額も人それぞれです。

最後は自分の気持ち次第なので、チップを渡したいと思ったら周りに合わせず渡すとよいでしょう。

 

ウラジオストクのチップの相場と渡し方

ウラジオストクのチップの相場は個人差があり、一概にサービス料の何%とは言い切れない面があります。

一般的には食事の場合は食事代の 5~10%前後と言われてはいますが、「おつりをチップとして渡す人」、「キリのよい金額をチップ込みで渡す人」などさまざま。

もしチップを渡す場面で幾ら渡そうか迷ったら、金額の 5~10%の額をチップとして渡すと良いでしょう。

相場はお店によっても異なる

チップの相場はお店によっても異なってくるので、チップに迷ったら少し多めに出して「お釣りをそのままチップとして渡す」のがスムーズです。

たとえば、900ルーブルなら1,000ルーブル、1,300ルーブルなら1,500ルーブルを渡すなど、代金はチップ込みで渡すと良いでしょう。

ロシアには付加価値税という日本の消費税に似た税制があり、食事代などのサービス料金は付加価値税を加算されての料金になります。

受けたサービスによっては、10%をチップ代とすると結構な額となりチップが負担になることも。

そうならないためにも、チップ込みで会計をすると良いでしょう。

 

チップの渡し方

チップは現金で渡すのが基本です。

端数(カペイカ)は切り捨てられることも多く、通貨としてあまり機能しているとはいえませんので、チップを渡すなら現金で、ルーブル単位で渡すようにしましょう。

カードでのチップ支払いはNG

チップは現金で渡すのが基本ですので、食事代がカード払いの場合は別でチップを渡します

支払いがカードメインであったとしても、チップ支払い用に少し現金を持参しておくようにしましょう。

 

ウラジオストクのサービス別チップ

ウラジオストクでチップを渡すのはお店の形態にもよりますし、渡す人の基準もまちまち。

業種別にウラジオストクのチップの状況を見ていきましょう。

レストランやカフェ

レストランやカフェ(スターバックスなどチェーン店をのぞく)ではチップが期待されていますが、強制ではありません。

相場も人それぞれですが、気持ち程度でも大丈夫。

チップはサービスに対する対価でもあるので、不愛想だったり食事の時間を不快にするような店員の場合は、チップを渡さないという判断でもよいでしょう。

マクドナルドなどのファストフード店

ウラジオストクにもマクドナルドやバーガーキングなどフランチャイズのチェーン店がありますが、それらのお店ではチップを渡す必要がありません。

店内飲食、持ち帰り問わず普通に食事代のみの支払いで大丈夫です。

バーなどアルコールを飲める店

バーやパブなど店内でアルコールを提供するお店では、チップを渡すことも多いです。

合計金額の 5%~10%程度が相場ですが、レストランなど同様にお釣りをそのまま置いてくる形でも大丈夫。

お店の格式などにも影響されますが、チップの額は個人に委ねられている面があります。

コンビニやスーパー

コンビニやスーパーでもチップを渡す必要がありません。

ほしい商品を買い物カゴに入れ、レジで会計する日本でもお馴染みの買い物スタイルで、商品代以外の支払いは不要です。

タクシーを利用する場合

タクシーを利用する場合は基本的にチップは必要ありません。

ウラジオストクに限らず、ロシアのタクシーはドライバーに行き先を伝え、提示された金額に納得したら乗車するスタイルです。

またアプリでタクシーを呼ぶのが浸透しつつあり、呼ぶ際に行き先や荷物の有無などを入力することで料金が算出されます。

クレジットカード情報を登録しておけば、乗車が終わると自動決済。

お金に触れることなくタクシーに乗り降りできて便利です。

 

ウラジオストクのチップ事情を知って観光を楽しもう!

ウラジオストクでは少しずつチップの文化が浸透しつつあります。

あらかじめチップの事情を知っておくことで、サービスを受けた後に慌てなくて済み、スムーズな会計となるでしょう。

ファストフードなどのチェーン店を除き、お酒を含む飲食関連ではチップが必要で、スーパーなどの小売りではチップは必要ありません。

タクシーも基本的にはチップは必要ありませんが、気持ちの良いサービスを受けたり、意気投合したりしていい気分を味わえたら気持ちとしてチップを渡すと良いでしょう。

 

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