ウラジオストク空港は、市内よりかなり離れたところに位置しています。
そのため、ウラジオストクの観光に来たならば何らかの交通手段を利用して市内に行かなければなりません。
空港から市街地へはどのような交通手段があるのでしょうか。
ウラジオストク空港から市内に向かう手段についてご説明します。
ウラジオストク空港から市内は離れている
出典元:https://vladnews.ru/2018-11-09/141158/nekotorye_reysy
日本からウラジオストクに行くには、成田空港や夏季は新潟空港などから空輸で行く方がほとんどでしょう。
ウラジオストク空港はウラジオストクの市内よりかなり離れたところに位置しています。
ウラジオストク市内まで50キロ以上
ウラジオストク空港より市街地までの距離は50キロ以上。
東京の中心地から成田空港と同じくらいの距離があります。
ウラジオストク空港は隣の都市
実はウラジオストク空港のあるところはウラジオストクではなく、アルチョームという隣の都市。
都市名と空港名が一致しないのは、千葉県にあって新東京国際空港という成田空港にも似た感じがありますね。
ウラジオストク空港から市内までの移動手段
出典元:http://investkamchatka.ru/
ウラジオストク隣の都市アルチョームに位置するウラジオストク空港から市内までは50キロ以上の距離があるので、交通手段を用いる必要があります。
ウラジオストク空港から市内に向かう主な交通手段は「電車」「バス」「タクシー」の3つ。
アエロエクスプレス(電車)で向かう
ウラジオストク空港から出ている電車(アエロエクスプレス)は空港と駅を結んでいるので利便性が高いです。
1時間ほどでウラジオストク駅に到着し、アエロエクスプレスのホームは空港に直結しているので乗り換えも楽。
しかし、1日で 5本しか運行されておらず終電も18時前と早く終わります。
そのため飛行機の時間によっては運行が終わっていることも。
車両によってビジネス(指定席)と自由席が分けられ、ビジネス車両の方が運賃が高くなっています。
ウラジオストク空港からウラジオストク駅までの運賃
運賃 | |
自由席 | 250ルーブル |
ビジネス | 350ルーブル |
子供 | 50ルーブル |
乗車前にはセキュリティチェックがあるので、発車時刻までゆとりを持って利用しましょう。
バスで向かう
ウラジオストク空港から市内へ向かうバスは107番、運賃は200ルーブルですが手荷物 1つに付き100ルーブルが加算されます。
時刻表はよく変わりますが、最終便は20時(2020年 4月現在)となっています。
定員15名のミニバスで、市内までの時間は 1時間20分ほどです。
サイト内のロシア語 一部訳
Расписание автобусов (訳:バスの時刻表)と表記されている所に時刻が書かれています。
В г. Владивосток — автобус 107 (訳:ウラジオストク行きバス 107番)
ロシア語でバスのことを「 автобус(アフトーブス)」と言います。
タクシーで向かう
電車もバスも定刻がありますが、タクシーなら24時間いつでも好きな時に利用ができます。
自由度が高い分料金も空港から市内まで 1,500ルーブルと高めになっていますが、空港でカフェや軽食の時間を取れたりと時間に縛られることがありません。
空港で「タクシー」と声をかけてくる人もいますが多くは営業許可を取っていない「白タク」。
個人の判断で利用することもできますが、ロシアのタクシーには料金メーターが存在しないので乗車前にしっかりと料金を交渉しましょう。
空港にカウンターのあるタクシーは市内までの料金が一律で 1,500ルーブルとなっています。
飛行機の時間によってはタクシーのみの場合も
電車は終電が早く、バスも時期によっては最終便の時刻が早くなったりするので、ウラジオストク空港の到着便によってはタクシーしか手段がない場合も。
料金は1,500ルーブルと他の交通手段に比べると高く感じますが、50キロ以上の距離での料金で日本に比べると遥かに安い料金設定になっています。
ウラジオストク空港から市内観光
出典元:https://primamedia.ru/news/923102/
ウラジオストク空港から市内に着いたらいよいよ市内観光。
空港は隣の都市であるアルチョーム市にあるので、市内に着いて本格的にウラジオストク入りとなります。
日本人観光客も増えているウラジオストクはとても魅力のある都市です。
歴史を楽しもう
ソ連時代は外国人の立ち入りが禁止されていた都市でしたが、当時の様子を伺える建造物などから歴史を感じ取ることができるでしょう。
ウラジオストク駅もソ連以前のロシア時代から建っている歴史ある駅なので、人気の観光スポットとなっています。
眺望のよいスポットを楽しもう
ウラジオストクは丘に面しているため、市の至る所に坂があります。
高低差のある眺望のよい場所を市のあちこちで見ることができるでしょう。
中でもウラジオストクで一番人気の眺望スポットが「鷲ノ巣展望台」。
眼下には金角湾と湾にかかる大橋や、ウラジオストクのカラフルな街並みが見れる撮影にも適した眺望スポットです。
ロシア料理を楽しもう
旅行の醍醐味のひとつでもある食も楽しみの一つ。
ウラジオストクでは日本人の口に合うと言われる本場のロシア料理を安価で味わえるお店も多いです。
外行きのちょっとお行儀の良い料理を味わうのはレストランですが、もっと庶民的な料理を楽しみたいならスタローバヤがおすすめ。
スタローバヤはロシアの大衆料理を提供するセルフ式の食堂です。
観光にはホテルの位置も重要
観光をするには観光地へのアクセスにも影響するホテルの位置も重要になってきます。
ウラジオストクの観光地は駅周辺のエリアに多くありますが、観光地を多く周りたいのなら駅周辺のホテルを選択すると良いでしょう。
ウラジオストク空港から市内観光をしよう!
出典元:https://vladnews.ru/2020-04-09/169958/vladivostoke_formiruyut
ウラジオストク空港はアルチョーム市に位置しているので、ウラジオストク市内へ行くには約50キロの距離があります。
市内へ移動するには電車やバス、タクシーでの移動が一般的。
電車は 1日 5本の運行しかなく終電も早く、バスは本数が多いですが最終便は20時までなので、空港到着の時間によってはタクシーのみとなります。
タクシーは料金が高めですが、24時間運行しているので自由度は高く安心。
移動料金を抑えたいなら、ウラジオストク空港の着時間を意識したフライト時間を選ぶのも良いでしょう。