ウラジオストクのお土産の品目の中で、蜂蜜は特に人気が高いものの一つ。「買ってみたいけど、どのお店がいいかわからない」「機内持ち込みをできるのか知りたい」などの疑問もあるでしょう。
この記事では、上の疑問にお答えしつつ「ウラジオストクの蜂蜜」について、詳しくまとめていきます。スイーツ系のお土産を考えている方などは、ぜひ参考になさってみて下さい。
ウラジオストクで蜂蜜のお土産が人気の理由
ロシアは蜂蜜の生産国として有名
ロシアは世界的な蜂蜜の生産国です。ロシア人の蜂蜜好きについては、ロシアの公営メディアであるロシア・ビヨンドも「ロシア人がどんな病気も蜂蜜で直す訳」という記事で紹介しています。
特にパシキール地方の蜂蜜は有名で、考古学者の研究によれば1500年前から養蜂と蜂蜜製造が行われていたことがわかっています(日本でいう聖徳太子の時代です)。
市場なら1リットルあたり850円前後で激安
市場では特に安く蜂蜜を買えます。信頼できる旅行者の方の体験談によれば、1リットル当たり500ルーブル(RUB)で、日本円で850円程度です。
この蜂蜜は、日本のスーパーで売られている「水飴」のようなものではありません。日本のスーパーの蜂蜜は「水飴をミツバチに運ばせただけ」のものであり、花の蜜ではないのです。
そのため「本物の蜂蜜を1リットル850円程度で買える」というのは「激安」だと思ってください。
テイスティング・試食できる店舗が多い
蜂蜜が国民食となっているロシアなので、ウラジオストクでも味見をできる店舗が多くあります。もちろん、市場でも味見をできます。
本格的なハチミツは食べたことがないから、味覚が合うか心配という人もいるでしょう。しかし、味見をしてから買えばその点も問題ありません。
ウラジオストクで蜂蜜を買うのにおすすめの店舗3選
ウラジオストクの蜂蜜の安さなどがわかったら、次に知りたいのは「どの店舗で買うべきか」ということでしょう。ここでは、観光客の方々の間でも特に評判のいい店舗を3つ紹介します。
フレッシュ25(スーパー)
フレッシュ25は、クローバーハウスというショッピングモールの地下にあります。上の写真の下の階層が、フレッシュ25です。
24時間営業の大型スーパーで、蜂蜜はもちろん生鮮食品・お酒・お土産など何でも揃います。お酒はロシアンビールやコニャック・ウォッカなど、ロシアならではのものが豊富です。
(ちなみに、ウラジオストクのスーパーではキャビアも当たり前に売られています)
プリモールスキー・ミョード(蜂蜜専門店)
出典:http://urajio.com/item/1214
ウラジオストクで特に有名なハチミツ専門店。地元の人々の間でも人気です。
1キロや1リットルを超える大型の商品が多く、テイスティングも可能。「木苺クリーム蜂蜜」など、さまざまなテイストの蜂蜜も売られています。
中央広場・日曜マーケット(市場)
出典:https://pianotohikouki.com/vladivostok-market-honey
日曜マーケットは、スヴェトランスカヤ通り(目抜き通り)のエリアにある中央広場で、特に大きなものが開かれます。ここでは、今から紹介するようなライムハニーなど、さまざまな種類の蜂蜜が安く豊富に売られています。
ウラジオストクの市場では、下の記事で紹介しているピロシキなども、屋台で美味しいものを食べられます。ピロシキのようなロシア料理と合わせて、蜂蜜も楽しんでみてください。
ウラジオストクの蜂蜜の種類・ユニークな3選
ウラジオストクで売られている蜂蜜の種類には、ユニークなものも多くあります。ここでは、その中でも特に日本人に好まれやすいものを3種類紹介します。
ライムハニー:ライム漬けの蜂蜜
ライムハニーは、文字通り「ライムを漬けた蜂蜜」です。日本では、焼酎やホワイトリカーに梅を漬けこんで、梅酒を造ります。
それと同じように蜂蜜にライムの果実を漬けこんで、ライムの味にすると考えてください。ライムハニーは日本でも広まりつつあり「ライム蜂蜜」と検索すると、レシピも多数出てきます。
コムハニー:巣ごとそのまま食べるスイーツ
コムハニーは、蜂の巣と蜂蜜をそのまま一緒に食べるスイーツです。コムハニーはハンガリーなどの北欧諸国でも好んで食べられています。
たとえば、成城石井では「ゴールデンネクター ハンガリー産 巣ごと蜂蜜」という名称で、コムハニーが販売されています。時期によっては販売されていない可能性もありますが、日本でも成城石井のようなやや高めのスーパーなら、すでに扱っているということです。
そのようなコムハニーのさらに本格的なものを、ウラジオストクでは味わうことができます。
ハニーキャンドル:甘い香りのロウソク
これは食べる蜂蜜ではありませんが、蜂蜜を使ったアロマキャンドルです。香りは蜂蜜なので当然甘いものですが、普通のアロマの甘さとは違い「蜂蜜」とわかる個性的な香りになります。
そのまま蜂蜜を前面に出してもいいですし、他のアロマとブレンドして「隠し味」のように使うのもいいでしょう。
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ウラジオストク空港で蜂蜜の機内持ち込みはOK?
特にお土産として蜂蜜を買うとき「機内持ち込みはできるのか」という点が気になるでしょう。ここでは、日本人観光客の方々の体験談を参考に、ウラジオストク空港での蜂蜜の持ち込みについて解説します。
ロシア出国はOKでも韓国の乗換で没収されたという体験談
まず「ロシアを出るのはOKだったが、韓国の空港でのトランジットで没収された」という体験談が見られます。
- 機内持ち込みバッグに入れていた
- 韓国の仁川空港(インチョン空港)で没収された
という内容です。仁川空港は日本人の海外旅行では定番といえるトランジットの場所で、通る確率は高いです。
となると、機内持ち込みはウラジオストク空港は通過できても韓国で通過できない恐れがあるということで、控えた方がいいでしょう(預け入れ荷物なら基本的に問題ありません)。
空港で売っている蜂蜜は乗り継ぎも問題なし
別の方の体験談では「機内持ち込みで、乗り継ぎも大丈夫」というものがありました。それは、街中ではなく空港で買った蜂蜜ということです。
実際、その売場の看板でも「買ってそのまま飛行機に乗れる」ということが書かれているとのこと。サイズは小さめになりますが「機内持ち込みで持って帰りたい」という人は、空港で買うのがいいでしょう。
TAIGA(空港内ハチミツ店)
ウラジオストク空港内で蜂蜜を買える店舗は複数あります。その中でも店舗が一番しっかりしているのは、上の写真のTAIGAです。
他にも、小さな仮設のブースのような店舗で蜂蜜を売っている空港内の店舗もあります。
まとめ:ウラジオストクのお土産は蜂蜜も候補に!
ウラジオストクの蜂蜜はクオリティも安く値段も格安ということで、非常にコストパフォーマンスがいいものです。日本の蜂蜜とは味や食感が異なるものの、さほど抵抗なく受け入れてもらえることが多いでしょう。
ウラジオストクのお土産で甘いものを買って帰りたいという方は、ぜひ蜂蜜も候補に入れてみてください(なお、他のスイーツではチョコレートも人気です)。