ウラジオストクに旅行をするとき、快適なホテルに泊まるのもいいですが、現地の人に近い生活を体験できるゲストハウスに泊まるのもいいでしょう。
そして、ゲストハウスに泊まることを考える時、値段の相場やおすすめの宿などを、知りたい人が多いかと思います。
この記事では、それらの情報を中心に、ウラジオストクのゲストハウス事情についてまとめます。ウラジオストクでの宿泊先を探している方には、きっと参考にしていただけるでしょう。
ウラジオストクのゲストハウスの価格相場(1人1泊)は?
ゲストハウスの価格相場は、シーズンや曜日、その時の混雑状況などで大きく変動します。ここでは、その前提で「1人1泊」の価格相場が、おおむねいくらかを解説していきます。
ドミトリー(4人部屋)…約1,400円~
まず、4人部屋のドミトリー(相部屋)の場合、約1,400円からとなっています。たとえばある日の「ウラド マリン イン」は1,357円という価格です。
写真を見ても旅行者の方の口コミを見ても、部屋は十分に綺麗です。アクセスが悪くてこの価格のようですが、綺麗な部屋で多少立地が悪いという条件ならこの価格帯といえます。
シングル(個室)…約2,500円~
個室でも価格は非常に安く、リーズナブルな所では約2,500円程度からとなっています。部屋もそれなりに綺麗で、日本のホテルと比較すると非常にコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
個室でも、安いお部屋は「トイレ・シャワーは共用」ということが多いので、その点は先に理解しておきましょう。
ダブル(2人部屋)…約4,000円(1人2,000円)~
カップルや夫婦、友達連れに適した2人部屋は、さらに安く泊まれます。1人当たり1泊2,000円程度からという金額です。
ウラジオストクは治安のいい地域ですが、2人部屋は寝ている間のセキュリティも安心という点でメリットがあります。
ウラジオストクのゲストハウス・おすすめ5選
値段の相場がわかったら「実際におすすめのゲストハウスがどこかを知りたい」という人が多いでしょう。ここでは、WEB上に詳しい情報があり、特におすすめできるゲストハウスを5カ所紹介します。
ゲストハウス ラスヴェット
出典:https://www.booking.com/hotel/ru/kak-doma-vladivostok-g-primorskii-krai.ja.html
ロケーションが良く「Booking.com」でのゲストの満足度が特に高いゲストハウスです。ウラジオストクの主な観光地である金角湾まで5km、鷲の巣展望台まで8kmという好アクセスになっています。
館内全域での無料WiFiやルームサービスを利用でき、すべての部屋に衛星チャンネルを視聴できる薄型テレビがついているのも魅力です。
ギャラリー&モアゲストハウス
出典:https://www.booking.com/hotel/ru/apartamienty-vladivostok.ja.html
ラスヴェットと同じくBooking.comでの口コミが好順位のゲストハウス。特に料理がおいしいことで評判です。
海まで200m、黄金橋まで800m、ポクロフスキー公園まで1.3kmという立地の良さも魅力。お部屋にはアンティーク家具やバスルーム、電気ポットや洗濯機などが備わっています。
ネプチュネア アパートメンツ
出典:https://www.booking.com/hotel/ru/neptunea-apartments.ja.html
Neptunea Apartmentsは、24時間対応のフロントデスクや荷物預かり、バレーパーキングなどのサービスが完備されています。鷲の巣展望台から1.2kmとアクセスも良好です。
お部屋には専用バスルームがあり、無料アメニティも完備されています。その他、電子レンジやポット、エアコンなどの設備も充実しています。
スーパースターゲストハウス
出典:https://www.booking.com/hotel/ru/superstar-guesthouse.ja.html
Superstar Guesthouseは、金角湾と鷲の巣展望台に、それぞれ2.1km、1.3kmでアクセスできる好立地のゲストハウスです。館内全域で無料WiFiを利用でき、共用キッチンもおしゃれで快適です。
利用者の口コミ評価も高く、カップル向けとして特におすすめできるゲストハウスです。
ホテル ナ カリニナ
出典:https://www.booking.com/hotel/ru/na-kalinina.ja.html
Hotel Na Kalininaは、特にカップルや夫婦など、2人組での旅行に最適なゲストハウスです。サウナ・24時間対応のフロントデスク、無料WiFi回線などがあります。
バーを併設しており、遅くまで飲んでも安全に部屋に帰れるのも魅力。ランドリー施設やアイロンサービスなども充実しています。
ウラジオストクのゲストハウスには日本人宿がない
特にバックパッカーの方が旅をするときなど、現地の情報を得るために「日本人宿に泊まってみたい」と思うものでしょう。しかし、実はウラジオストクには日本人経営のゲストハウスが(2020年2月時点で)ありません。
ここではその理由や、代わりとなるおすすめの場所などを紹介します。
在留日本人自体が少ない(13年で約80名)
日本人宿がない理由ですが、まずウラジオストクの在留日本人自体が少ないのです。日本ウラジオストク協会の関係者の方のブログから、2013年時点で約80名しかいなかったことがわかります。
(その数字を出されたのは、ウラジオストク・極東連邦大学の日本語教師をされていたロシア人の先生)
80名の大部分は駐在員の方など「サラリーマン」であると考えられ、ゲストハウス経営者がこの中から現れないのも数字としてはごく自然だといえます。
日本食レストラン・日本人シェフは多数
ゲストハウスはないものの、日本人の方が経営する日本食レストランは多くあります。また、日本人経営でなくても、和食のお店や寿司店で働く日本人シェフ・板前の方などは多く見えます。
日本人と交流したい場合、日本料理店がオススメ
このため、もし現地で日本人と交流したいのであれば、日本人宿のゲストハウスを探すのではなく、日本料理店に行くのがいいでしょう。オーナーさんや店員さんだけでなく、他の旅行者の方との交流も楽しめます。
まとめ:ウラジオストクのゲストハウスは格安で快適!
もともとロシア自体の物価が日本より安いことに加え、ウラジオストクはロシアの中でもさらに物価の安い地域です。
そのため、ゲストハウスもリーズナブルな価格で快適に過ごせる所が多くあります。ウラジオストク旅行を考えている方は、ホテルだけでなくゲストハウスの利用を考えてみるのもいいでしょう。