ウラジオストクは人口が増加傾向で観光にも人気の都市

ウラジオストクは人口が増加傾向で観光にも人気の都市

ウラジオストクは日本から最も近いヨーロッパとも言われ、近年日本人観光客の数も増えています。

毎日飛行機の便があり、日本国内のANAやJAL便も就航されたことでますます便利な観光地に。

今回はおおよそのウラジオストクの規模が分かるようウラジオストクの人口と、日本で似た人口の都市を比較対象として挙げてみました。

加えてウラジオストク周辺の都市の人口についてもご紹介しているので、観光時のご参考にどうぞ。

 

ウラジオストクの人口

ウラジオストクの人口は 605,049人(2019年度統計)となっています。

ウラジオストクはロシアの行政区分で極東連邦管区に属し、その中心都市です。

極東連邦管区の人口は約620万人で、極東連邦管区はさらに沿海州、ハバロフスク州など11の州に分かれています。

ウラジオストクは沿海州(プリモリスキー地方)に属し、州の人口は約200万人。

日本では政令指定都市規模の人口

地域の主要都市でもあるウラジオストクは、日本では人口50万人以上の政令指定都市に該当します。

日本に政令指定都市は20都市しかないので、ウラジオストクはなかなか大きな人口規模の主要都市ということに。

人口増加傾向にあるウラジオストク

人口が約60万人のウラジオストクですが、近年人口は微増傾向です。

2012年にはロシア初のAPECサミットが行われるなど、極東地域における主要都市として地位も高くなっています。

ハバロフスクは減少傾向

ウラジオストクと比較されやすい都市が、アムール川右岸に位置するハバロフスク(Хабаровск)。

人口が増加傾向にあるウラジオストクに対し、ハバロフスクの人口は減少傾向に。

もとはハバロフスクが極東連邦管区の本部が置かれる中心都市でしたが、2018年に管区の本部が大統領令によってウラジオストクに移っています。

人口が増加傾向にあるウラジオストクの方が都市としての発展性が見られることから、極東連邦管区の本部の移譲が行われました。

ウラジオストクは観光しやすい規模の都市

ウラジオストクは海と丘に面した都市で市街地がコンパクトにまとまっています

そのため観光地も比較的近くに集中しているので、効率よく観光することができる規模の都市です。

 

ウラジオストクの人口に近い日本の都市

ウラジオストクの人口は約60万人(2019年度統計)ですが、日本でも同じような人口規模の都市が幾つかあります。

千葉県船橋市

千葉県船橋市の人口は、2020年 4月度の住民基本台帳人口によると 643,971人となっています。

千葉県では県庁所在地の千葉市に次ぐ 2番目の人口の都市で、ゆるキャラの「ふなっしー」により船橋の知名度も上がりました。

主な観光地はふなばしアンデルセン公園やららぽーと TOKYO-BAYなどがあります。

鹿児島県鹿児島市

九州の南端に位置する鹿児島県の県庁所在地でもある鹿児島市の人口は、595,049人(2020年 1月度統計)とウラジオストクと似た規模の人口。

噴煙で有名な桜島も鹿児島に属し、毎年数多くの観光客が訪れています。

主な観光地は桜島、太河ドラマのロケ地として知られる仙巌園や吉野公園です。

埼玉県川口市

埼玉県川口市の人口は 607,105人(2020年 1月度統計)で、ほどウラジオストクと同じ人口です。

人口では埼玉県の県庁所在地のさいたま市に次ぐ 2番目の都市で、荒川を挟んで東京都の板橋区、北区と隣接しています。

川口オートレース場や川口リリア、9つの神社が統合されて今の神社となった九重神社などが定番の観光地です。

 

ウラジオストク周辺都市の人口

日本でウラジオストクと人口規模の近い都市をご紹介しましたが、今度はロシアでウラジオストクの周辺にはどのような都市があるのかご紹介します。

複数の都市の観光を予定されている方はご参考にどうぞ。

空港のあるアルチョーム

ウラジオストク空港があるのがウラジオストクに隣接するアルチョーム市で、人口は10万人ほど。

アルチョームは炭鉱の町として開かれ、ウラジオストク空港は置かれていることから極東ロシアの玄関口の役目を果たしています。

ウラジオストク空港からウラジオストクの市街地までは50キロ以上の距離。

アルチョーム市に2021年の開業を目指し、カジノ併設の高級ホテルやゴルフ場などの総合娯楽施設を建設中です。

ハバロフスク

ハバロフスクはウラジオストクと同じ極東連邦管区に属し、人口は2019年度の統計で 617,473人でした。

ハバロフスクはロシアと中国を流れるアムール川の右岸に位置し、夏場はアムール川が海のような水浴地になります。

成田からハバロフスクへの直行便がありますが、ウラジオストクほど便数も多くありません

イルクーツク

都市の美しさから「シベリアのパリ」とも称されるイルクーツクは人口約60万の都市。

世界一深い湖のバイカル湖の拠点としても知られ、ロシア正教の権威の高い称号である大主教の座が置かれています。

気候はウラジオストクと同じ亜寒帯冬季少雨気候に属し、夏場の降水量が多い反面、冬場は少ない降水量です。

 

増加傾向にあるウラジオストク人口

ウラジオストクの人口は増加傾向にありますが、その一方で比較されることの多い都市ハバロフスクでは減少傾向に。

都市人口のみならず、近年ウラジオストクを訪れる日本人観光客の数も増加傾向にあります。

比較的治安もよく、街もコンパクトで物価もそれほど高くないウラジオストクは観光のしやすい都市と言えるでしょう。

成田からわずか 2時間半ほどで着く距離な上、飛行機の増便も人気に一役買っています。

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