週末に気軽に行かれる旅行先として注目を集めているウラジオストク。日本から一番近いヨーロッパでもあるウラジオストクは、買い物、観光、カジノなどさまざまな楽しみがありますが、日頃の疲れを癒したいという方におすすめなのが「バーニャ」です。
バーニャとはロシア式サウナのことで、ロシア人に古くから愛されるリフレッシュ方法です。日本のサウナとは一味違う、ウラジオストクのバーニャの魅力を紹介します。
ウラジオストクのバーニャとは?
バーニャとはロシアの伝統的な入浴施設のことです。日本のサウナと同じように、高温の蒸気によって体を温めます。
日本のサウナとの違いは、湿度の高さです。日本のサウナは高温で湿度が低い乾式サウナですが、ロシアのサウナの湿度は約80~100%と非常に高いです。
そのため、室温は60度程度ですが、体感温度が非常に高いという特徴があります。
また、ヴェーニクと呼ばれる白樺やオークの葉が付いた枝で体を叩き、血行を促進させるのも、ロシア式サウナならではです。
日本ではなかなか体験できないロシア式サウナですが、日本からわずか2時間で行かれるウラジオストクなら気軽に本場のバーニャを体験できます。
熱い水蒸気の中でヴェーニクを使い、身も心もリフレッシュする、そんな旅はいかがでしょうか?
ウラジオストクのバーニャの必需品とは?
ウラジオストクのバーニャには、ヴェーニクとサウナハットが欠かせません。この2つは、どこのバーニャにも用意してある、バーニャ必須アイテムです。
ヴェーニクで身も心もスッキリ!
ヴェーニクにはバーニャの中で体を叩くためのもので、白樺やオークの葉が付いた枝が使われます。ヴェーニクはロシア語でほうきやハタキという意味で、その名の通り全身をバシバシ叩いて使います。
天然の枝葉で体を叩くことで、血行促進に加え、殺菌やリラックス効果が得られます。ヴェーニクからふわりと漂うスッキリした森の香りは、癒し効果抜群です。
ロシアでは、ヴェーニクで体をたたくことをウィスキングと言います。ウラジオストクのバーニャには、ウィスキングサービスのプロが常駐しているところがあるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
現地でしか体験できない本格的なウィスキングは、ウラジオストクにきたら一度は試してみる価値ありです。
サウナハットはおしゃれなだけじゃない!
ウラジオストクのバーニャでは、フェルト素材のサウナハットをかぶっている人の姿をよく見かけます。色や形のデザインもさまざまでおしゃれなサウナハットですが、バーニャでかぶるのには2つの大切な理由があります。
まず1つは、頭を熱から守るためです。バーニャは非常に体感温度が高く湿度も高いため、天井から熱い水滴がポタポタ落ちてきます。サウナハットをかぶることで、頭を熱から守り、火傷やのぼせを予防することができるのです。
さらに、サウナハットは髪を守るためにも役立ちます。高温多湿のバーニャは、髪の内部の水分が蒸発しやすい環境です。
そのため、髪が傷むのを防ぐ意味でもサウナハットは大切な役割を果たします。特に女性は髪を傷めないためにも、サウナハットをお忘れなく。
ウラジオストクのバーニャを体験しよう!
ウラジオストクのバーニャには、パブリックバーニャと貸切バーニャの2タイプがあります。それぞれ違った魅力があるので、機会があればどちらもチャレンジして見てください。ウラジオストクで、お気に入りのバーニャを探してみるのも楽しいですよ。
ウラジオストク最大級のパブリックバーニャ「レスアナ ポリアナ」
レスアナ ポリアナは、ウラジオストクでも最大級の規模を誇るパブリックバーニャです。
バーニャだけでなく、ホテルやスキー場、プールなどが併設されている総合レジャー施設なので、一日中楽しむことができます。
レスアナ ポリアナには地元の人が多く訪れるので、ウラジオストクのバーニャ文化を学ぶには最適です。
バーニャに必要なサウナハットやヴェーニクを売店で購入できるので、手ぶらで行っても本格的なバーニャ体験ができます。
レスアナ ポリアナのバーニャの中には巨大なサウナストーブがあり、体感温度は非常に高いのが特徴です。
ロシアの水風呂は非常に冷たいところが多いのですが、レスアナ ポリアナの水風呂の設定は約15℃です。バーニャ初心者にも入りやすい、程よい温度になっています。
貸切バーニャでリラックス「バーニャモーリエ」
バーニャモーリエは、ウラジオストクにある貸切バーニャの中でも人気の高い施設です。
貸切バーニャの多くは郊外にありますが、このバーニャモーリエは市内から車で15分程度の好立地です。
大小2つのログハウスがあり、最大8人まで利用可能となっています。大人数のグループや、家族連れでのバーニャ体験にぴったりです。
バーニャモーリエに訪れたら、外にあるブランコでの外気浴は外せません。ブランコに揺られて海を眺めながらの外気浴は、開放感抜群で他に味わうことのできない心地よさと評判です。
パブリックバーニャと貸切バーニャどっちがおすすめ?
ウラジオストクでバーニャ体験をするにあたり、どのバーニャを選ぶかは悩みどころです。パブリックと貸切はそれぞれに違う魅力があるため、それぞれの特徴から選ぶのがいいでしょう。
自分に合ったバーニャが見つかれば、ウラジオストクでのバーニャ体験がさらに楽しくなること間違いなしです。
パブリックバーニャが向いている人
パブリックバーニャは、日本の銭湯のようなものです。多くの人が訪れるため、地元ならではの雰囲気を感じたい方や、他のお客さんとの交流を楽しみたい方におすすめです。
また、パブリックバーニャは予約の必要がないため、観光のついでに気軽にバーニャを楽しみたい方にも向いています。
街中で見つけたパブリックバーニャにふらりと入ってみるのも、ウラジオストク旅行のいい思い出になるでしょう。
貸切バーニャが向いている人
貸切バーニャは予約必須ですが、時間内は自分たちだけでバーニャを独占できます。家族連れ、グループでのんびり過ごしたい方には、貸切バーニャがおすすめです。
貸切時間は2時間程度の施設が多いので、じっくりと時間をとってバーニャを堪能できます。
また、貸切バーニャは郊外にあることが多く、ウラジオストクの自然に囲まれて外気浴を楽しみたいという方に人気です。
ウラジオストクのバーニャはそれぞれに特徴があり、サウナマニアのリピーターも多いです。ウラジオストクに行ったら、買い物や観光だけでなく、ぜひバーニャ文化も体験してみてください。身も心もスッキリリフレッシュできること間違いなしです!