ロシアにはさまざまなエンターテインメントがありますが、中でもマリインスキーバレエ団は世界3大バレエ団のひとつとして有名です。
サンクト・ペテルブルクを拠点とするバレエ団ですが、ウラジオストクでもその世界最高峰の演技を見ることができます。
今回は、ウラジオストクでバレエ鑑賞をする方法や劇場へのアクセスを紹介します。ウラジオストク観光と共に、世界屈指の芸術を楽しんでみてはいかがでしょうか。
世界を代表するバレエ団「マリインスキーバレエ団」とは
マリインスキーバレエ団は、ロシアのサンクト・ペテルブルクにあるバレエ団です。その歴史は古く、創立は1740年頃とされています。
かつてのロシア帝国の宮廷バレエの流れをくむスタイルで、そのハイレベルな技術は世界のバレエ史に多大な影響を与え続けています。
世界5大バレエ団の中でもマリインスキーバレエ団を最高峰と位置付ける声も多く、まさに世界一のバレエ団と言える存在です。
約250年の長い歴史の中で、マリインスキーバレエ団は多くのスターを生み出してきました。現在も併設されているバレエ学校の中から、厳しいレッスンを潜り抜けた精鋭たちが活躍しています。
永久メイや加藤静流といった日本人バレエダンサーも所属しており、若い日本の才能をライブで見られるという楽しみもあります。
ウラジオストクなら、日本からわずか2時間半の旅行で世界屈指の芸術を堪能できます。ウラジオストクを訪れたら、ぜひ一度はバレエ鑑賞をする価値があるでしょう。
ウラジオストクの「マリインスキー沿海州劇場」
マリインスキーバレエ団は、サンクト・ペテルブルクを本拠地とするバレエ団ですが、2016年からウラジオストクの「マリインスキー沿海州劇場」でもその演技を鑑賞できるようになりました。
最新鋭の音響や舞台装置を備えた2つのホールを持ち、バレエはもちろん、オペラやコンサートなど、さまざまな公演を通年で開催しています。
ウラジオストクでバレエ鑑賞するメリット
マリインスキーバレエ団の本拠地であるサンクト・ペテルブルクに渡航するには、ロシア大使館でビザを発行しなくてはいけません。しかし、ウラジオストクならインターネット上で取得できる簡易ビザだけで渡航できます。
また、2020年2月からウラジオストクへの直行便が就航し、日本からのアクセスが非常に便利になりました。
もちろん、公演はマリインスキーバレエ団が誇る精鋭たちによるもので、そのクオリティはサンクト・ペテルブルクで見るのと同じです。しかもチケット代はウラジオストクの方が安いため、便利でお得に本場のロシアバレエを見るなら、ウラジオストクが最適なのです。
マリインスキー沿海州劇場へのアクセス
マリインスキー沿海州劇場へ行くには、ウラジオストク駅から15番のバスか、29d(29д)のバスを利用するのが便利です。
最寄り駅はТеатр опера и балетаで、道路状況がスムーズなら30分程度で到着します。ただし、ウラジオストクは渋滞も多いため、混雑時は1時間ほどかかることもあります。公演時間にはたっぷり余裕をもって移動するのがおすすめです。
ウラジオストクのバレエのチケット購入方法
マリインスキーバレエ団の公演チケットは、オンラインで事前購入できます。現地の窓口で確実に購入できる保証がないため、渡航前にネット予約をするのが安心です。
事前予約はインターネットから
チケットの購入は、劇場の公式ホームページ(https://prim.mariinsky.ru/)から申し込めます。
ロシア語のホームページに一瞬戸惑いますが、トップページの上部にある日本の国旗をクリックすれば、日本語に切り替わるので安心です。
見たい公演の中から「切符を購入する」を選ぶと、予約画面に進みます。座席表を選ぶとアカウント登録画面が出てくるので、必要事項を入力して「Registration」をクリックし、新規アカウントを作成しましょう。
ログインが完了すると、予約手続きを進めることができます。座席表から席を選択したら、「Add to basket」をクリックしましょう。
確認画面に切り替わるので、「Full rate」にチェックを入れ、予約内容に不備がなければ「Complete purchase」をクリックして決済に進みます。
観覧当日のチケットの引換方法
インターネットで購入したEチケットは、当日劇場の窓口で紙のチケットに引き換えます。
チケットの引換には、ホームページの注文履歴(Order History)からダウンロードできるEチケットとオーダー証明書を印刷したものが必要です。また、本人確認を行うため、パスポートもお忘れなく。
チケットの引換は、劇場のチケットオフィスで行います。入り口を入ってすぐ左側にある4つの窓口が目印です。
ウラジオストクでバレエを見るときの注意
ドレスコードは厳しくない
マリインスキー沿岸州劇場は観光地にある劇場ということもあり、ドレスコードは、それほど厳しくありません。
サンダルや露出の多い恰好は避け、スマートカジュアルやシンプルなコーディネートであればOKです。また、座席によっては肌寒く感じることもあるため、羽織るものがあると便利です。
ただ、せっかく本場のバレエを見るなら、普段はなかなかできないドレスアップをするのも楽しいです。季節や演目に合わせたドレスコードを意識してみてはいかがでしょうか。
帰りの交通手段はタクシーがおすすめ
マリインスキー沿岸州劇場では、終焉時間が22時を過ぎる公演があります。バスの運行ダイヤによっては、夜遅くなるとバスが来ない可能性が高いです。
終演時間が遅い公演の場合、帰りの交通手段はタクシーがおすすめです。しかし、劇場前にいるタクシーは、ほぼ予約済のタクシーなので、流しのタクシーに乗るのは難しいでしょう。
ロシアではUberのようなタクシー配車サービスのGettが普及しており、スマホから簡単にタクシーを配車できます。
あらかじめアプリをダウンロードしてクレジットカードを登録しておけば、アプリ上で行き先の指定まで完了します。劇場へのアクセス以外にも何かと便利なので、ウラジオストク観光のお供にダウンロードしておくと役立ちます。
ウラジオストクでバレエ鑑賞を楽しもう
ウラジオストクでのバレエ鑑賞は、バレエファンの方はもちろん、バレエ鑑賞未経験の方にもおすすめです。
世界最高峰の演技を、日本からわずか2時間半の距離で楽しむことができます。
有名な演目を中心に通年公演を行っているので、どの時期に行っても楽しめます。チケットもお手頃価格なので、気軽にバレエ鑑賞に出かけてみてはいかがでしょうか。