東京から直行便で約2時間半、日本から一番近いヨーロッパであるウラジオストクは、今もっとも注目度の高い観光地です。
アジアとは違った雰囲気の中で、ここでしか体験できないアクティビティがたくさんあります。
今回は、ウラジオストクならではのおすすめアクティビティを紹介します。
ウラジオストクでアウトドアを楽しむ
ユーラシア大陸の北部に位置するロシアは、世界でもっとも面積が広い国です。
広大な国土の中には大自然が広がり、そのスケールの大きさは日本では味わえない感動を生み出します。
ウラジオストクはロシアの中でも極東に位置するため、日本と同じように季節が移り替わります。
爽やかな夏や極寒の冬など、季節に合わせてさまざまなアウトドアが楽しめるのが魅力です。
ヨットツアーで釣り体験
ウラジオストクは海に面しているため、魚釣りが盛んです。魚釣りの最盛期は冬ですが、夏は海に氷がないため、ヨットで沖に出ることができます。
心地よい夏の風に吹かれながら、洋上で魚を釣るアクティビティは、ウラジオストクのツアーの中でも人気です。
釣り初心者の方でも、インストラクターが釣り方のコツを教えてくれるので安心です。
ウラジオストクの海でダイビング
ウラジオストクは、実は知られざるダイビングスポットのひとつです。ウラジオストクに面する日本海は魚の宝庫といわれ、600種類以上の魚と2000種類以上もの海底無脊椎動物が生息しています。
また、ウラジオストク近海には、かつての戦争で沈没した駆逐艦ヴェールヌイ(響)など、歴史的に貴重な遺物が眠っています。魚を見るだけでなく、こうした歴史的史跡を見るためのダイビングツアーも人気です。
ハイキングで自然を満喫
ウラジオストクで手軽にアウトドアを楽しむなら、ハイキングがおすすめです。
ルースキー島やオーブラチナヤ山など、さまざまなスポットでロシアの広大な大自然を堪能できます。
ハイキングツアーはウラジオストクでも人気のアクティビティのため、さまざまなツアーがあります。個人ではなかなか行きづらい郊外も、車で手軽に移動できるので、非常に便利です。
ウラジオストクのエンターテインメントを楽しむ
ロシアは芸術の国として知られ、さまざまなジャンルのエンターテインメントを生み出してきました。
中でも、バレエやサーカスといった劇場文化は世界的にも高い評価を得ています。
ウラジオストクでは、本場のロシア芸術を楽しめる場所がたくさんあります。ウラジオストクを訪れたら、ぜひ世界屈指のエンターテインメントに触れてみてはいかがでしょうか。
マリインスキー劇場で世界最高峰のバレエ鑑賞
ウラジオストクには、世界トップレベルのバレエ団のひとつ「マリインスキーバレエ団」の支部があります。
本拠地はサンクト・ペテルブルクですが、ウラジオストクでは本場のバレエをリーズナブルな価格で手軽に見ることができます。
大小2つのホールでバレエ、オペラ、コンサートなどさまざまな演目を行っているため、年間を通してどの時期でも楽しめます。
特に『くるみ割り人形』や『白鳥の湖』などの定番演目は、バレエ初心者でもわかりやすいため人気です。
本場のサーカスが見られるウラジオストク国立サーカス
ロシアは、サーカスの国としても有名です。ウラジオストク国立サーカスでは、バレエや新体操、演劇などのさまざまな芸術を組み込んだハイレベルな公演が高い評価を得ています。
動物メインの公演や人間の演技メインの公演など、演目は定期的に入れ替わります。子どもには動物メインの公演が人気ですが、大人には人間の演技がメインの項目の方が楽しめるかもしれません。
2017年に劇場が改築されたばかりなので、近代的できれいな劇場で、ゆったりサーカスを鑑賞できます。
さまざまなイベントが開催されるゴーリキー劇場
ウラジオストクの市内中心部にあるゴーリキー劇場は、1932年に建築されていらい、市民に長年愛されている芸術スポットです。ロシアを代表する作家であるゴーリキーの名がつけられたこの劇場では、多彩なジャンルの公演が開催されています。
ゴーリキー劇場の公演は世界的にも高い評価を得ており、欧米での巡回公演は常に大盛況です。
ロシア語での公演のため少々ハードルが高く感じられますが、本場のロシア演劇は、言語を越えて圧倒される迫力です。
ウラジオストクの歴史を楽しむ
ソビエト時代に軍港として活躍したウラジオストクには、今も当時の面影を残す史跡がいくつも残っています。潜水艦や要塞など世界的にも貴重なスポットの数々は、歴史ファンには見逃せません。
臨場感たっぷりのC56潜水艦博物館
C56潜水艦博物館を訪れると、まず目に入るのが実際の巨大な潜水艦です。迫力満点の潜水艦のインパクトは抜群で、ウラジオストクでも特に人気の高い観光スポットのひとつです。
内部はロシア軍や潜水艦の歴史が展示されているほか、実際の潜水艦の設備を間近で見ることができます。
実際の潜水艦に入れるという貴重な体験は、まるで映画の世界に入り込んだようです。歴史好きでなくても楽しめる、見ごたえ抜群のアクティビティです。
世界でも珍しいウラジオストク要塞
ウラジオストクの高台にある要塞博物館は、なんと本物の要塞をそのまま博物館にした世界でも類を見ない観光スポットです。
ミサイルや大砲、装甲車など、かつて使われた兵器がそのまま展示されており、ロシアの防衛や戦争の歴史が学べます。
しかも展示されているものの一部は実際に触って動かすこともできるため、大人から子供まで楽しむことができます。
実在した要塞に入ることができる機会はそうないので、ウラジオストクを訪れたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ウラジオストクの文化を楽しむ
その国の文化を知るのも、旅の楽しみのひとつです。ウラジオストクでは、日本とは全く異なるロシアの文化を体験できるアクティビティが数多くあります。
ロシア式サウナ「バーニャ」を体験
バーニャというのは、ロシア語でサウナを意味する言葉です。寒いロシアではサウナ文化が盛んで、ロシアの伝統的な入浴方法として古くから親しまれています。
バーニャでは、蒸気浴をしながらヴェーニクと呼ばれる枝葉の束で体を叩き、最後に冷たい水で体を冷やします。
ウラジオストクではパブリックバーニャという公衆浴場があり、本場のロシア式サウナを体験することができます。
日本のサウナとは一味違う豪快なサウナ体験は、身も心もスッキリすること間違いないです。
スハノフの家ミュージアムで民族衣装体験
ロシアの民族衣装は、女性用は「サラファン」、男性用は「ㇽパシカ」といい、特にサラファンはデザインと色遣いのセンスの良さで世界的にも高い人気を得ています。
ウラジオストクにあるスハノフの家ミュージアムでは、事前予約で民族衣装をきた撮影が体験できます。
スハノフの家ミュージアムは19世紀の木造邸宅をそのまま残した博物館です。カラフルで装飾的な内装と調度品の数々から、当時のロシア人の生活を知ることができます。
ロシアの雰囲気溢れる空間の中で民族衣装を着て記念撮影すれば、旅のよい記念になるでしょう。
ウラジオストクのアクティビティを満喫しよう
ウラジオストクには、さまざまなジャンルのアクティビティが充実しています。
オプショナルツアーを利用すれば、個人では難しい貴重な体験も手軽にできるため、積極的に活用するのがおすすめです。
観光スポット巡りだけでなく、体験できるアクティビティを通して、さらにウラジオストクを満喫てみてはいかがでしょうか。